神様

人間誰しも生きてきた歩みを認められたい気持ちがあるのだと思うけれど、心を病んでいる人たちや挫折を味わっている人たちにはそれが強い。

だから少し気に入っている人に「がんばって生きてきたもんね、偉いね。もうがんばらなくていいんだよ」なんて言われて、コロッといっちゃうんでしょ。

 

でもさ、その人の人生を背負う責任を持てないなら言うべきでない。

そして「本当にこれまでの苦しみがお前に理解できんのか?」となる。

次に「お前自身はどうなのよ?」となるんだから、もうどうしようもない。

 

救世主になれたようで気持ちいいんだと思う。なんか人を楽にさせてあげられた気になって快感なんだろうね。

しかし、救世主ぶってしまうということは、相手もあなたを救世主と見るということなのだぞ。お忘れなく。

辛いことがあったときこれからはこの人が守ってくれるのだ、と勘違いさせてしまうことが如何に恐ろしいか。

なんだ守ってくれなかったじゃん。となってしまった時、その人はどうなると思う?

 

他人のすべてを救うことは出来ない。神様じゃないから。

もしかして、唯一救える神様って……………

 

私も最低限、言葉に責任を持ちたい。知らんけど。