日記

過去の日記を読んでいた。

私が私のために書いた文章だと思ったし、これもきっとそうだ。

 

常に誰かに嘘でもいいから認めてもらおうとしていたんだなあ。二十歳の私。

あれから八年も経ったけど、誰かに知って貰うことより、私が私の気持ちを知ることが一番大事と気づかせて貰えた。これが何よりも必要だったんだ。

 

信頼している人に親身になって貰って、一人で行きたいところに行けるような気持ちになった。

帰り道で出会った虹が今まで見たことのないくらい大きくて綺麗で、車を止めて「すごい!すごい!」ってはしゃいだ。日が暮れてすぐに消えたけど、瞼の裏にしばらく焼き付いた。

特別な贈り物みたいだったし、私もこういう瞬間的な美しさをいつか誰かに贈りたい。

 

やりたいことをすること、やりたくないことをしないこと。私が私と戦って、私が私を守ること。

誰も私を傷つけられない。

 

断食のあと色々な物の美味しさを噛み締めるように、様々な機微に触れている。

 

新しい生活を始めるぞ。